今日は保育園の発表会。
お父さんとお母さんが見に来てくれる。
芦原さんも時間があるから見に来てくれるんだ。
とっても楽しみ。
ボクたちは劇をするんだ。
やぎさんのお手紙っていう劇。さい先生が作ったお話なんだ。


ぼくはくろヤギさん。ヒカルくんもくろヤギさん。他にもくろヤギさんがたくさん。
くろい洋服を着て、お母さんが作ってくれたやぎさんのぼうしをかぶった。
しろヤギさんの子たちはしろい服を着て、やっぱりやぎさんのぼうしをかぶる。
あかりちゃんやゆうきくんもしろヤギさんだ。
役はそれだけ。くろヤギさんとしろヤギさん。

お話はくろやぎさんがしろやぎさんにお手紙をかくことから始まる。

初め、舞台の左側にくろやぎさんが出て、次に右側にしろやぎさん。
くろやぎさん皆で初めのセリフ
「「「しろやぎさんにおてがみをかこう」」」
それでくろやぎさんはおてがみを書く。
ぼくらは書いたふりだけしておてがみを持って右側、しろやぎさんのところに行く。
それでポストの代わりのきりかぶ(本当はイス)にお手紙を置いて。
それからそこで歌を歌う。
しろやぎさんの皆が「くろやぎさんからおてがみついた〜♪」
くろやぎさんの皆が「しろやぎさんたらよまずにたべた〜♪」
そこでしろやぎさんたちは食べたふりしておてがみをかくして。
しろやぎさんの皆が「し〜かたがないのでおてがみか〜いた、さっきのてがみのごようじなぁに〜♪」
って歌ってお手紙をかく。
それでボクらのくろやぎさんのポストに手紙を入れる。
それで、もう一度お歌。
くろやぎさんが「しろやぎさんからおてがみついた〜♪」
しろやぎさんの皆が「くろやぎさんたらよまずにたべた〜♪」
そこでまた手紙を食べちゃうんだ。
そこでくろやぎさんのヒカルくんのセリフ。
頑張れヒカルくん
「わぁ、しろやぎさんのおてがみたべちゃった」
他の子のセリフ。「もういちどおてがみをかこうか?」
「おへんじもらってもまたたべちゃうかもしれない」
「しろやぎさんはだいじなおともだちなのに」
ボクの番だ!
「どうしてたべちゃうんだろう」
よかった。ちゃんと言えた。
「そうだ、しろやぎさんにあいにいこう」
「しろやぎさんにおてがみすぐにもらって」
「すぐによめばいいんだ」
「たくさんごはんをたべたらおてがみ食べないぞ」
皆でむしゃむしゃご飯を食べるフリ。
みんなのお母さん達が「かわいいわね」って笑ってるのが聞こえた。
「おなかいっぱい」
皆で、「「「しろやぎさんにあいにいこう」」」
これもちゃんと言えた。

それからしろやぎさんのセリフ。
「くろやぎさん、おてがみたべちゃっておこってないかな?」
「おこっていたらどうしよう」
「くろやぎさんのおてがみどうして食べちゃったんだろう」
「あやまりにいこうかな」
「そうだ、ごめんねのおてがみをかこう」
あ、次はあかりちゃんだ。
「くろやぎさんにおてがみかこう」
今度はゆうきくんだ。
「くろやぎさんにあいにいこう」
「そのまえにおなかいっぱいにしよう」
皆でボクみたいに食べるフリ。
「おなかいっぱい」
「「「さぁいこう」」」

それでみんなで舞台の真ん中で歌を歌う。

くろやぎさんからおてがみついた〜♪
しろやぎさんからおてがみついた〜♪
くろやぎさんもおてがみたべた〜♪
しろやぎさんもおてがみたべた〜♪
おなかいっぱいにしてあいにいこ〜♪
おともだちにあいにいこ〜♪
おてがみもって、あいにいこ〜♪

それで皆舞台の後ろに隠してあった本物のお手紙を取りに行く。
本当のお手紙。
お父さんとお母さんに皆、お手紙を書いてるんだ。

皆お手紙を持ったら舞台を下りてお父さんとお母さんのところに行く。
ボクもお父さんとお母さんのとこに行った。
「お父さんとお母さん、あのね、おてがみ」
お父さんとお母さんも驚いてる。
どこのお父さんとお母さんも驚いてるみたい。
ボクは手紙を渡してすぐに舞台に戻った。
皆戻ってきたらまだ劇はある。

もう一度歌を歌う。
くろやぎさんからおてがみついた〜♪
しろやぎさんからおてがみついた〜♪
ふたりでいっしょにおてがみよんだ〜♪
ふたりでいっしょにおてがみよんだ〜♪
いっしょにあそんでまたあした〜♪

最後に皆でこれを言っておしまいだ

「おとうさん、おかあさん、いつもありがとう」

お辞儀をして終わり。

みんなのおとうさんとおかあさんがたくさん拍手をしてくれた。
ボクのおとうさんとおかあさんも拍手してくれてた。芦原さんも。

あの最後のセリフだけ皆で考えた。
先生がおとうさんとおかあさんには何て言いたいって皆に聞いて。
あのセリフがいいって初めに言ったのはあかりちゃんだった。
いつもお仕事してるからって。
ごはんも作ってくれるからって。
それで皆がそうだねってそれにして。
おとうさんとおかあさんたち、喜んでくれたかな。

 

 

帰ってからおとうさんとおかあさんに劇がどうだったか聞いた。
「みんな、すごく上手だったわ」
おかあさんがそう言ってくれた。
おとうさんも笑って頭を撫でてくれた。
「てがみ、ありがとう」
「うん」
芦原さんも笑って言ってくれた。
「やぎさんかわいーなぁ」
何だか恥ずかしい気もする…
「写真もいっぱい取ったよ〜。緒方さんにも見せなきゃね〜」

緒方さんにあとでボクのやぎさんのぼうしをかぶって見せて欲しいと頼まれた。
何だか恥ずかしかったので断ったらちょっと寂しそうだった。
だからやっぱり見せてあげたら、頭をたくさん撫でられた。
緒方さんは嬉しそうだった。

 

 

こういう劇はないかもしんないと思いつつ…(書)
お手紙は…難しいねぇ…;
せめて私に漫画が描ければ…!漫画にしてみたかった。
保育園児の劇ってどんなかなぁ。かわいいんだろうなぁ。

 

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