いつもみたいに皆とお外で遊んでた。
ふとさい先生が見えて。
さい先生はいつもみたいに空を見上げてた。
先生は本当に空が好きなんだ
でも今日は何だか…
さい先生が、なんだか悲しそうな顔してる。
なんだか……泣いちゃいそう。
「アキラくん???」
ヒカルくんが首を傾げてボクに話しかけた。
「どうしたの?」
「さい先生が」
「先生が?」
「何だか泣きそう」
「泣きそうっ?!」
ヒカルくんは慌ててさい先生を見た。
「…泣きそう???」
「泣きそうに見えない?」
「う〜〜〜ん…」
ヒカルくんは唸った。
「何だか…元気はないねぇ…」
「そうなんだ。いつも先生にこにこ笑ってるのに」
「どうしたんだろ?」
「わかんない」
さい先生はぼぉっと突っ立ってるだけ。
いつもなら皆が遊んでるのを嬉しそうににこにこ笑ってみてるのに。
どうしたのかな…
そう思ってると、ヒカルくんが先生向かって走り出した。
ボクは慌ててヒカルくんを追いかけた。
「せんせぇーーー」
ヒカルくんは大声で叫んだ。
「ヒカルくん…」
先生はしゃがんでヒカルくんのことを見た。
少し笑って「どうかしましたか?」と聞いてる。
いつもみたいに笑ってるつもりなのかな。いつもと全然違うよ?
「先生こそどうしたの?」
「???」
先生はきょとんと首を傾げた。
ボクはヒカルくんに少しつけたしをした。
「先生、ボクたち先生が元気ないように見えるの。何かあったの?」
「アキラくん…」
「アキラくんがね、先生なんだか泣きそうだって言うんだ。先生泣きそうなの?」
「泣きそうですか…」
そう言って先生はちょっとだけ笑った。でもなんだかやっぱり泣きそう。
ボクも何だか悲しくなってきた。
「泣きたいならオレがよしよししてあげるよ!」
ヒカルくんは背伸びをして先生の頭に手をのせた。
「よしよし」
先生はヒカルくんをぎゅうっと抱きしめた。
「ありがとうございます…」
「うん。あのねェ、オレ、さい先生大好きだよ」
さい先生を見ると目がうるうるしてた。
先生が泣いちゃう!
ボクは先生の腕を引っ張った。
「先生っ、ボクも先生大好きだよっ。だから泣かないで」
先生は顔をあげてボクを見た。
「泣かないで、さい先生。大丈夫だよ」
さい先生はボクに腕を回してぎゅうって抱きしめてくれた。
「はい。泣きません」
「えへへっ」
ヒカルくんは先生にすりすりして嬉しそう。
ボクも先生にぎゅってしてみた。
先生ってあったかい。
「せんせぇ、だぁいすき」
ヒカルくんは嬉しそうに言った。
「あー、ヒカルとアキラなにしてんだ」
ゆうきくんの声が後ろから聞こえた。
振り向くとゆうきくんが仁王立ちしてた。その横であかりちゃんがきょとんとボクらを見てた。
「あー、二人して先生のこと泣かしてるー!」
先生は慌てて目を拭いた。
「泣いてませんよっ」
「そーだぞっ、オレ先生のこと大好きだもんっ。いじめたりしないもんっ」
ヒカルくんがそう言うからボクも頷いた。
ゆうきくんはヒカルくんとボクを交互に見て、最後にさい先生を見た。
「せんせい、いじめられてない?」
「はい。もちろんです」
「ふぅん…。じゃあいいけど」
ゆうきくんはふいと先生から目をそらした。
さい先生はふふっとすごく優しく笑ってゆうきくんを抱き寄せた。
「っ////」
ゆうきくんは慌てて先生を見上げた。
先生はまだ目がうるうるしていた。
「泣いてるよ?」
ゆうきくんがそう言うと先生はまた笑った。
「嬉しいからですよ?」
あかりちゃんが先生に慌ててハンカチを差し出した。
「せんせい、これでふいていいよ」
せんせいはあかりちゃんを見て笑った。
「ありがとう…ございます」
せんせいはあかりちゃんも抱き寄せてぎゅうっとした。
そうしたらヒカルくんが不満そうに言った。
「せんせい、オレも抱っこ!」
せんせいは涙を拭いて笑った。
「ヒカルくんは甘えんぼさんですねぇ」
そう言ってヒカルくんもぎゅって抱きしめた。
せんせいがボクを見て笑った。
「アキラくんも、ありがとうございます」
ボクは首をふった。
だって、ボク、
せんせいはボクも抱きしめていっぱいぎゅうってしてくれた。
だって、せんせいが大好きだから、だから元気になって欲しかったんだよ。
せんせいはボクたちを離すと笑った。
「ありがとうございます。もう大丈夫です」
「「ほんとう??」」
ヒカルくんとあかりちゃんが同時に聞いた。
「はい」
先生が嬉しそうに笑った。
先生が笑うとなんだか嬉しい。
あったかい気がする。
「じゃあ先生、一緒に遊ぼうっ」
ゆうきくんが先生の腕をひぱった。
「はいっ」
先生はゆうきくんとヒカルくんにひっぱられて走る。
ボクとあかりちゃんも一緒に走って。
先生と沢山遊んで、先生も沢山遊んで沢山笑って。せんせい、だいすきだよ
さい先生に何があったのかはご想像にお任せ(逃)
でもさい先生はたいしたことないことにすごい落ち込みそうです。
あえてヒカアキじゃなくしてみた(いらん??)